前回、睡眠における胃から分泌される食欲増進ホルモンの『グレリン』と、白色脂肪細胞から分泌される食欲抑制ホルモンの『レプチン』の関係性をお話ししました。
睡眠をしっかりとると痩せるといわれている理由がもうひとつあります!
それは『成長ホルモン』の影響です。
睡眠中は成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは中性脂肪の分解や、筋肉・皮膚の修復、疲労の回復を行います。
寝てすぐ分泌されるわけではなく、深い睡眠状態になってから分泌される為、
成長ホルモンの分泌が一番多くなるのは寝てから3時間後と言われています。
睡眠不足で睡眠の質が落ちると成長ホルモンの分泌が減ってしまいます。
すると燃焼されるはずの脂肪が蓄積される、筋肉量が減り基礎代謝が低下すると
いった様々なデメリットが起こります。
もちろん皮膚の修復も行われないので、肌荒れも引き起こされます。
更に、寝る3時間前間でに食事を済ませるとよいのにはちゃんと意味があり、
食事で摂取した糖が血中に残っていると、すい臓からインスリンが分泌され
エネルギーとして使われない脂肪と糖は中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。
インスリンが分泌されている間は、成長ホルモンの分泌も行われないので
中性脂肪がどんどん溜まる上に、脂肪燃焼は行われない状態になって
しまいます!
寝る3時間前までに食事を終え、成長ホルモンがしっかり分泌されるよう
しっかり眠り、睡眠の質をあげることで痩せ体質に近づきます。
7~8時間しっかり寝ることで、頑張らないダイエットをしちゃいましょう。
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